2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『数学で生命の謎を解く』(イアン・スチュアート著、ソフトバンククリエイティブ)を読む。 生物学の歴史で起こった五つの革命(顕微鏡の発明、生物の体系的分類、進化論、遺伝子の発見、DNA構造の発見)に次いで起こっている第六の革命、すなわち数学による…

『ラカンの殺人現場案内』(ヘンリー・ボンド著、大田出版)を読む。 殺人現場写真という通常は目にすることがない写真をラカン理論を応用して読み解いてみようという本。対象となるのは1955年から1970年の間に英国で起きた殺人事件の資料なので、科学捜査が…

『人はお金だけでは動かない』(N.ヘーリング、O.シュトルベック著、NTT出版)を読む。 表題からすると、人は経済学での前提となっているホモ・エコノミクスではないことを示す行動経済学をとりあつかった本のように思えるが、本書はそれだけではない。経済…

『群れはなぜ同じ方向をめざすのか』(レン・フィッシャー著、白揚社)を読む。 自然界の中には単純な規則によって目を瞠るような美しいパターンが生成すること(自己組織化)があるが、私たちの社会にも個人間の比較的単純な規則から動的な秩序が生まれ、う…

『群れはなぜ同じ方向をめざすのか』(レン・フィッシャー著、白揚社)を読む。 自然界の中には単純な規則によって目を瞠るような美しいパターンが生成すること(自己組織化)があるが、私たちの社会にも個人間の比較的単純な規則から動的な秩序が生まれ、う…