2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『〈わたし〉はどこにあるのか』(マイケル・S.ガザニガ著、紀伊國屋書店)を読む。 書名のような問いを問われると何を当たり前のことをと問われそうですが、本書はそうした反問が実は当たり前のことではないということを近年の脳科学の知見から説明してい…

『見てしまう人びと』(オリヴァー・サックス著、早川書房)を読む。 幻覚というと最近の危険ドラッグの報道もあり、狂気、凶暴、危険という連想が働くと同時に正常な人にとっては無縁なものだと思われています。しかし本書は幻覚という現象が正常と狂気を分…

『なぜ生物時計はあなたの生き方まで操っているのか?』(ティル・レネベルク著、インターシフト) 単細胞生物から哺乳類までが持っている体内時計についての興味深いと同時に現代社会の暮らし方について考えさせる一冊です。この体内時計は誰もが持っている…