2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『脳科学革命』(ポール・サガード著、新曜社)を読む。 人生にとって、仕事と遊びと愛が重要であるというのが本書の基本的メッセージですが、これを考えるにあたって脳についての生物学的知見にもとづくことがもっとも重要で実りも多いのだというのがポイン…

『思い違いの法則』(W・ハーバート著、インターシフト)を読む。 私たちは日常生活でしばしば直感的に物事を把握し判断するが、そのときに脳がトップダウンで情報を処理する”癖”(ヒューリスティック)の例を20挙げて、解説する本。ヒューリスティックにつ…

『ヴェールの政治学』(ジョーン・W・スコット著、みすず書房)を読む。 2004年にフランス政府が成立させたいわゆるスカーフ禁止法(宗教的帰属を「誇示的に表徴するもの」の着用を公立学校で禁止する法律)について、その経緯と法律が抱える矛盾を考察する…

『文明』(ニーアル・ファーガソン著、勁草書房)を読む。 15世紀まではユーラシア大陸の西の端に群居していた国々がその後世界を詩はするに至った理由は何かを六つの視点から考察する本。その六つの視点は、競争、科学、所有権、医学、消費、労働であり、こ…