2011-03-01 ■ 短歌 俳句 会いたいの四文字だけを送信し君の答えを待つことにする雨の日の猫は眠りを貪りて恋の悩みを聞く耳持たず苦しさはいずれも同じことだから水にも恋にも溺れるという三月の光は行きつ戻りつでうららかまでは遠き道のり小雨降る弥生の闇はまだ深く木の芽は固く春は名のみか抱かれたき欲望をもつ女あり春間近なる夜の煩悩 三月に合はせた靴を磨きをり