2011-03-03 ■ 短歌 俳句 雛壇の澄まし顔なる二人からエールをもらう三月三日また会えた雛人形にこっそりと一年間の恋報告す雛祭り祝う仲間は三人の官女となるか恋を語りて雪洞の灯りは雛の横顔を浮き立たせつつ闇に浸み入る管楽の音なき五人の囃子聴き夜の祭りは静かに進む雛段を母と見上げた思い出は褪せた緋色のモザイクとなり夜飾る雛の顔(かんばせ)涼やかに