ヴィクトリア朝の昆虫学』(ジョン・F・M・クラーク著、東洋書林)を読む。
昆虫採集といえば、道楽だと思われることが多い。だから昆虫を学問の対象とするというと、趣味の学問と受け取られがちだ。その始まりは博物学全盛だったヨーロッパで外国の珍奇な昆虫を蒐集するということ